2012年5月31日木曜日

ストックホルムの旅…品格

みなさん、抜粋した「ひとりごと」はんの記事は如何どしたか?

ひとりごとで検索すると出てきます。
ご興味のある方は
そちらでごゆっくりお読みください。


2010年12月31日金曜日


僕は語ることにする(その14)

「僕のが善人かな?」

・・・。

「何を言っているんだ」

僕を調べていた東京大学の教授達。
調べられている時に僕がぽつりと言った言葉を笑った。

「笑いやがった」

最初の頃はみんなが僕を悪者と決め付けていた。

事実がわかり東京大学教授の藤原先生が言った。

「君のが善人だよ」

・・・。

僕はヨーロッパを旅している時。
日本人らしい日本人と言われたことがある。
ヨーロッパには東洋の文化に憧れる人が多い。

駅のキオスクではブッディズムの本や・・
武士道などの精神文化を紹介する本が置いてあった。
精神的に荒廃していると感じると他の文化に憧れる。
日本の精神文化に憧れる人が多くいたのだ。

スウェーデンのストックホルムの駅。
ノルウェーのオスローに向かう為にホームを歩いていた。
年配のご婦人が大きな荷物の横に立っていた。

通りがかりに僕はご夫人に声をかけた。
荷物を列車に入れるの手伝いましょうか?
そんな意味を込めて指で荷物と列車を指した。

ちょっと僕を見つめて考えるご婦人。
周りには他に誰も頼む人がいないので僕に頼んで来た。
僕は荷物を列車内の荷物置き場に置いてあげた。

ご婦人はお金を出し僕に払おうとした。
僕はお断りをした。

伝わったか分からないが・・
僕は日本人なのでお金はいりません。
親切にお金を貰う習慣は日本人にはない。
そんな気持ちを込めて言った。

ご婦人は僕を見つめていた。

その頃の僕は列車の中で聖書を読んでいた。
聖書はどこの国の人でも人目で分かる外観をしている。
東洋人で旅行者の人が列車内で聖書を読んでいる。
きっとみんな気になったのだろう。

立派なみなりをした男性が話しかけて来た。

「読んでいる本は聖書?」

「ご婦人の荷物を車内に入れてあげたと聞きましたよ」

そんな話をしているようだ。

「日本人の方ですか?」

「どちらまで行かれるのですか?」

・・・。

オスローに行くと答えた。
その時に僕が持っていたヨーロッパの地図を見せた。
僕が行った町や通った鉄道のラインを塗っていた。

その地図にとても興味を示した。
ほとんどの鉄道のラインが塗られていたのだ。
僕はヨーロッパを何週もしていた。

ヨーロッパの人は旅人に憧れる。
遠い国から旅している僕に興味を持ったようだ。
列車内で聖書を読みご婦人の荷物を車内に入れた男。
言葉がしゃべれないので無口なところが・・
より神秘的に魅せたのだろうか?

この男性が僕に名刺をくれた。
近くに来た時には訪ねてくれと言われた。
車内に僕の話が広まり他の乗客からも声をかけられた。

なぜか僕は人気者になっていた。

不思議な気分だった。

・・・。

南フランスのアルルにTGVと言う新幹線で行った。
車内に子供連れの親子が乗車して来た。

まだ3歳か4歳くらいの子供だろう。
車内を走り回って騒いでいた。

「珍しい」

ファーストクラスの車内で子供が走り回る姿。
たぶんヨーロッパでは始めて見た光景だ。

ヨーロッパの普通の家庭は躾が厳しいと思う。
何度か子供の躾の場面を目撃した。

騒いではいけない場所で騒ぐ子供に対して・・
物凄い怖い顔で睨み付ける親の姿を見た。
子供は一瞬にして騒ぐのを止める。

親の顔に気がついた時の子供。
「びくっ」と恐怖心を感じたしぐさ。
よほど家でこっぴどく怒られるのだろう。

手を上げたりする行為は見たことがないが・・
しかる時はしつこいぐらい言う。
そんな場面は何度か見た。

日本より放任主義のイメージがあるが逆である。

その事を体験していたので驚いた。
子供が走り回っているのに親が注意をしない。
見るとちょっと子育てに疲れた感じの母親である。

もう手に負えないと言う気持ちが顔に出ていた。

「困った」

このお母さん放置するつもりだ。
仕方がないので子供に手招きをした。
僕の隣に座らせ折り紙で一緒に遊ぶことにした。

お母さんに子供を隣に座らせることを指で伝えた。
分かったようで助かったという顔をした。

「仕方がない」

子供に折り紙で鶴をつくってあげた。
分かったようで喜んでくれた。

今度は彼の手を使い一緒に鶴を折った。
子供は相手の表情や雰囲気を読み取る力を持つ。
子供の大人に対する観察力は言葉を超える。
僕も彼の表情を読み取りながら・・
鶴を折ったり兜を折った。

南フランスのアルルに到着した。
子供を親に返して僕は列車を降りた。
後ろからビジネスマン風の方が僕に声をかけて来た。

「ムッシュ・メルシー」

僕に握手を求めて来た。
この男性も子供が騒いでいるのが気になったのだろう。

「日本人の方ですか?」

・・・。

「はい」

僕はヨーロッパで日本人ですかと聞かれることが多い。
ヨーロッパの人が求める日本人なのだろうか?

僕は日本では悪者にされるのに・・。

ヨーロッパでは宗教が道徳心をつくる。
日本では武士道などの価値観が道徳心をつくり出す。
価値観の変容が起きると道徳が崩れて行く。
日本の道徳心はデリケートである。

現代の価値観はメディアにより与えられる影響が大きい。
教育の中で道徳心の大切さが放置されて来たのだ。
その結果メディアから受ける影響が心をつくる。

道徳心の低下は連鎖していることが見える。

メディアから影響を受けた子供達。
より過激な発言や行為を求めだすことになる。
視聴率を重視するメディアはその求めに応じることになる。
負の連鎖である。

吉本興行は負の連鎖で食っている会社である。
彼らから見える損か得かで考える思考。
日本人の心を壊して来た考え方だ。

視聴者が悪い。
そんな発言をするメディアの人もいる。

日本の道徳心の作られ方を考えていない。
壊して来たのは道徳教育を否定して来た者達である。
その中にはマスコミ関係者も沢山いる。

自由を放任に変え社会を無法化させて来たのだ。

社会のメカニズムを考えないで・・
自由と言う言葉に憧れただけの者達である。
僕はヨーロッパ中を旅して驚いた。
保守的な人が多い事に驚いた。

誰だ欧米の嘘の情報を流してきたのは?
欧米には善悪に分ける宗教と言うメカニズムある。
日本は善悪に分ける仕組みを否定してきたのだ。
否定した中で自由を叫べば無法となる。

「脳がタリン」

日本人は品格を取り戻さなければならない。
品格を取り戻すことが国家意識を持つ事に繋がる。
品格を求めると道徳心の作られ方を考える。

日本に必用なことだと思う。

1年を振り返ると・・
日本の迷走の影に国民の気持ちが見える。
国家としての品格を求めているのだ。

国家の形は国民が求める品格でつくられるのだ。

( - ゛-) つづく。

2 件のコメント:

  1. こんばんはですw。
    火曜の日テレ、しれーと不細工河ジュンイル
    出てましたね。恥を知らない民族なのでしょうね。今日の朝のTVはどれも「不正受給」と言う
    文字が出ていました。さすがに河やキンコンを
    直接叩く事はしていませんが、不正受給にメスを
    入れたら、必然的に吉本・ヤクザ・同和・チョン
    に行きつきます。知っているのでしょうかね。
    マスゴミは。あっ、先ほどお兄さんちへ
    手紙送っときました。見て下さい。
    ゴールデン・イヤリングです。今日は。

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  2. causalおにいはんへ

    こんばんは。
    ホンマに恥を知らん民族ですよってに・・・。
    アリバイ作りに不正受給てゆうんどす。
    メス入れふりしていれまへん。やり口解ってる。
    おにいはんの処から先に一曲いただきましたぇぇ。ハイそれまでよ。

    おにいはん不思議なご縁で繋がってますね。うち等も。

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